イメージ 1第283話

一週間ほど前に、新聞に御園座の「観覧券・特別販売員」の募集広告が掲載されていた。

◆東海3県下で販売枚数に応じた出来高払い。(保証金等はなし)
◆研修は1週間程度で費用は一切かかりません。

下記の説明会に参加してエントリーを。気楽にお越し下さい。
5月27日(16:00~17:00)
6月 2日(11:00~12:00)

同様の内容が、御園座のホームページにも載っているが、これだけでは・・・・・

説明会に参加してエントリー(登録)して研修を受ければ、誰でも特別販売員の資格が得られるのか?

いやいや、それでは参加者が多くなったらどうするのか?

やはり、面接はするのでしょう。

それなら、事前に履歴書での選考をしてあげないと不親切。

リストラされて少しでも収入があればと・・・・多くの人が悩んでいる時に「特別販売員」「出来高払い」での呼び込みは乱暴です。

世間に氾濫している説明会での催眠商法も案内広告は同じような文面です。

「老舗劇場の御園座だから、お客様はそんなに懐疑的には受け取りませんよ」と思われての企画でしょうねぇ・・・・・

広告にある「演劇文化のサポーターになりませんか?」の対象は、サッカー・Jリーグ世代を意識したものか・・・・

お客様の若返りを掲げた、御園座らしい言葉です。

「芝居づくり」の経験しかない私は、販売のサポーターには成れないだろうと説明会への参加はしませんでした。

年寄りに「サポーター」といえば、通販でよく宣伝している「膝用サポーター」の商品名。

頼りないグラグラの膝を支える物。

あまり、イメージ良くないです。