イメージ 1 第533話

新・御園座の再建は、積水ハウス高層マンションとの共同ビル計画として進められています。

現在、名古屋市環境影響評価条例に基づく「環境影響評価の手続き」を行っている途中です。

一昨年10月に「事業者・方法書」が出され市民に縦覧し、市民等意見と市長意見(方法意見書)が出され、事業計画の一部変更がなされた「準備書」が昨年9月に届出されている。そして年末には「市からの見解書」も縦覧し、今月23日(日)に御園座近くの栄小学校にて「公聴会」が開催されました。

この後、市長意見(審査書)が付された「評価書」が出されるようです。 

取り壊し・再建工事へ入る前には、近隣住民に対する「工事説明会」も開催するとの説明でした。

それにしても随分と時間を要するものです。御園座は昨年3月公演をもって閉館している。まもなく一年が経ってしまいます。

先日、御園座が発表した第三四半期決算短信では、営業利益3億3500万円の赤字・経常利益も5億2300万円の赤字を計上している。 平成26年3月期の期末業績予想もそれぞれに数千万の赤字が加算されそうです。

業績不振の原因は、昨年10月に市民会館を借りて行なった「名古屋錦秋顔見世興行」の観覧券が、体制変更に伴う準備不足や広告宣伝が不十分だった・・・・・と記載されていました。

御園座が昨年3月に発表した事業再生計画には、今後興行の自主制作を中止し、興行会社からの買付け興行に方針を変更、演劇制作部門を廃止している。 これでは買い興行の受入れも満足に仕切れないと思っていたが、やはり準備不足でしたか・・・・・

広告宣伝においても問題が生じていたのでしよう。 来月も中日劇場を長期に借りて西川きよし主演・森昌子特別出演「水戸黄門」とショーを御園座が行ないますが、すでにお客様からはチケット問い合わせが中日劇場に入って混乱しているようです。

確かに今までの中日劇場の新聞広告には、3月公演のことは一行も載っていませんでした。 しかし御園座主催と言っても公演場所は中日劇場です。広告費の一部負担を話し合えなかったのでしようか?

新・御園座の再建後は、中日新聞社が劇場運営を支援すると聞いていますが、本当に大丈夫なのか心配になってきました。

ソチ 冬季オリンピックも終了し、暇になったので長々と書いてしまった。