第577話

昨日 観劇した劇団若獅子の「春秋 真田物語」二幕十場は、ゲストに狂言師の 和泉元彌 さん、元宝塚の えまおゆう さんらを迎え新国劇の芝居に新鮮な色合いを付けていました。 劇団代表として制作プロデュースから脚本手直し、主演・演出を手掛けた笠原章さんの奮闘と工夫が、随所に見られます。 真田幸村を家長とする家族、そして生死を共にした家来達へ、幸村の苦悩と愛情を解かり易く描いていく。 一方 徳川・豊臣の対決を大坂城での軍議に淀の方・秀頼・千姫を絡ませ、移り行く戦況を説明し観客を引き込んでいきます。 二幕物の芝居を見事に組上げていました。

今では大劇場の公演ですら芝居は一幕物が多く、歌謡ショーを付けても公演時間が短く収まるようにしている。 昔の「コマ劇場スタイル」が主流になってしまいました。

春秋 真田物語のカーテンコールでは役者の熱演に大きな拍手が贈られた。 主演の笠原章さんから来年は新国劇百年・劇団若獅子結成30周年の記念公演を行うと案内もありました。 よくぞここまで頑張られた・・・・新国劇・新派の名作は、劇界の財産です。 一幕物に端折らないで守り抜いて下さい。

それにしても客席に劇場関係者の姿が見られなかったのが寂しかったです。

イメージ 1

イメージ 2イメージ 3