第44話
「美空ひばり物語」の企画は、企画制作会社アプルのN氏とひばりプロダクションとの間で合意となり、東京・大阪・名古屋の上演劇場の選択に入り、アプルスタッフは各座への企画提案に東西劇場を廻っていた。
東京・大阪にて美空ひばり公演を長年上演していたコマ劇場へ企画を提案したがスケジュール調整が付かず・・・・・そして御園座へ
「名古屋では、ひばり公演を行なっていた御園座に一応話をし、この企画は中日劇場へ持ち込むつもりでした」とN氏は、後日私に話してくれました。
N氏が企画した「美空ひばり物語」は、ミュージカル的要素を重視した舞台を考えられており、その色合いから中日劇場と考えるのは当然と思います。
私の「ひばり公演」への強い思いも有り、N氏の話を聞いて独断でこの企画の受け入れを決めました。
「社長の承認を得る自信は、充分に有ります」と・・・・・
私の余りの自信に戸惑うアプルスタッフに、伝説になっている御園座ひばり公演の実績と、今でも美空ひばりファンはかっての「ひばり公演」を懐かしみ、ひばりさんの世界に浸れる場が御園座で実現すれば、必ず公演は成功すると力説しました。
「ただ一つ、注文が有ります」と提案した事は、「美空ひばり物語」はひばりさんのファンに届けるもの、客層を考えればミュージカル的作りより、芝居としてストーリーをしっかりと作って下さい。
そして、劇中に入れるショーの部分は、アプルさんの企画したミュージカル要素を取り入れたひばりさんの世界を創って貰いたいと・・・・・
N氏は、私の熱意に同意し、「期待を裏切らないキャスティングを実現します」と東京へ帰っていかれた・・・・・・・
つづく
「美空ひばり物語」の企画は、企画制作会社アプルのN氏とひばりプロダクションとの間で合意となり、東京・大阪・名古屋の上演劇場の選択に入り、アプルスタッフは各座への企画提案に東西劇場を廻っていた。
東京・大阪にて美空ひばり公演を長年上演していたコマ劇場へ企画を提案したがスケジュール調整が付かず・・・・・そして御園座へ
「名古屋では、ひばり公演を行なっていた御園座に一応話をし、この企画は中日劇場へ持ち込むつもりでした」とN氏は、後日私に話してくれました。
N氏が企画した「美空ひばり物語」は、ミュージカル的要素を重視した舞台を考えられており、その色合いから中日劇場と考えるのは当然と思います。
私の「ひばり公演」への強い思いも有り、N氏の話を聞いて独断でこの企画の受け入れを決めました。
「社長の承認を得る自信は、充分に有ります」と・・・・・
私の余りの自信に戸惑うアプルスタッフに、伝説になっている御園座ひばり公演の実績と、今でも美空ひばりファンはかっての「ひばり公演」を懐かしみ、ひばりさんの世界に浸れる場が御園座で実現すれば、必ず公演は成功すると力説しました。
「ただ一つ、注文が有ります」と提案した事は、「美空ひばり物語」はひばりさんのファンに届けるもの、客層を考えればミュージカル的作りより、芝居としてストーリーをしっかりと作って下さい。
そして、劇中に入れるショーの部分は、アプルさんの企画したミュージカル要素を取り入れたひばりさんの世界を創って貰いたいと・・・・・
N氏は、私の熱意に同意し、「期待を裏切らないキャスティングを実現します」と東京へ帰っていかれた・・・・・・・
つづく