第570話

大阪府和泉市槇尾山の山頂に、「西国三十三所 第四番札所 施福寺」があります。

ここは大阪府の最南端、和泉山脈を越えれば和歌山県に入ってしまう。 数ある観音札所の中でも巡拝の難所といわれている。 人里離れた細い山道を車で乗り入れられるのも中腹の茶店前まで、ここからが参道の始まりですが、途中の山門をすぎると自然石の地道になり不規則な階段状の山道が延々と続きます。 

日頃の運動不足に今年の5月に痛めた股関節と膝関節が悲鳴を上げている。 何度も何度も休憩しながら40分、やっとのことで山頂本堂に辿り着きました。

普段から足の腫れを気にしている女房殿いわく「不思議と神社・仏閣への参拝は、足が痛まない。御助けがあるから・・・」  無事に日帰り参拝を終えましたが、私は足がパンパンです。 それでも関節に痛みが残らなかったのは「御助け」のおかげと思い 感謝 感謝です。 

残す札所は、和歌山の3寺と兵庫方面の9寺になりました。   
 
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第569話

大阪 難波のシンボルだった旧・新歌舞伎座が取り壊されています。 
昭和33年11月葺落興行 ~ 平成21年6月最終公演まで、五十年間 商業演劇に輝かしい歴史を刻みました。 特に俳優・歌手の大スター看板を掲げた「座長公演」の興行においては、初代社長・松尾國三の精神を受け継ぎ、映画界 歌謡界 そしてテレビから次々と大スターを舞台に出演させ、「芝居」と「ショー」の公演形態を確立させている。

6年前に閉鎖され、今年から解体工事が始まった旧・新歌舞伎座
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現在 新歌舞伎座は、上本町に近鉄が建設した複合ビル「YUFURA」に移り再開場しています。
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第568話

株式会社御園座は、平成25年3月公演を区切りに劇場御園座・賃貸オフィス・名店街が入った御園座会館ビルを閉鎖し、その後8階建てのビルは2年をかけて解体されました。 そして今年3月27日に起工式を執り行い、積水ハウス株式会社との共同事業「(仮称)栄一丁目御園座共同ビル計画」の建設工事に取り掛かっています。

建築される建物は地上40階・地下1階の超高層ビルです。 劇場は2階から4階を利用し、5階から40階は分譲マンションとして売り出される。 積水ハウスマンションの名称としては、「グランドメゾン伏見ザ・タワー」が予想されますが、御園座が入っている「ビル名称」としては馴染めない。

かと言って以前の「御園座会館」では高層マンションに相応しく無い・・・・・

それならば・・・「御園ザ・タワー」イヤイヤやはり「御園座タワー」と勝手に呼ばせて頂きます。 ご賛同いただけますか?

着々と進む「御園座タワー」の基礎工事 (伏見通りを隔てた日土地ビル2階より)
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もう少し 近くから工事現場を・・・
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もっと近くから 工事現場を・・・(南ゲートより観光ホテル方面)
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奥の工事の様子は北ゲートから 
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第567話

劇団四季は、大規模な再開発が進む名古屋駅地区の南エリア・笹島交差点南東(住友生命ビル東)に新劇場「名古屋四季劇場」を建設すると発表しました。

今年10月に着工し、新劇場開場は来年10月を予定していると記されているが、最大総席数1200席の大劇場を一年間で建築するとは驚きです。 それにしても鉄骨地上3階、地下1階建て、床面積4650㎡の立派な劇場を短期間で仕上げる劇団四季の経営手腕には、今まで各地に劇場を開設してきた経験に裏付けされた自信が窺えます。

名古屋駅から徒歩10分の新劇場の外観・客席イメージ
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新劇場「名古屋四季劇場」建築予定地
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追記 伏見地区の現劇場「新名古屋ミュージカル劇場」客席数900席は、9月20日開幕のミュージカル「オペラ座の怪人」ロングラン公演千秋楽(時期未定)を最後に劇団四季公演は終了。
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第566話

津軽三味線「藤秋会」を率いる加藤訓家元は、東京・浅草での修行を終え故郷秋田に教室を始めて35年、今では北は秋田から南は鹿児島まで42の津軽三味線の教室を持つ一大組織を築き上げました。

今日は愛知県芸術劇場を借切って、加藤流三絃道「藤秋会」35周年記念・夢舞台 藤秋会2015 を開催。

5年毎に開催される記念公演は回を重ねる毎にスケールアップし、今年はとうとう昼の部にも夜の部にも 五木ひろしさん、川中美幸さん、そして今話題の福田こうへいさんを特別ゲストに組入れてしまった。

2年前の「夢舞台2013」にも参加されたゴスペル大合唱団・筝曲合奏団との大合奏、そして地元の和太鼓集団「志多ら」 民謡舞踊「子スズメ会」が流石の舞台を創り上げていました。

また藤秋会会員の皆さんが数々の民謡を一糸乱れぬ大合奏に仕上げられている。  

感動しました。 今回の公演の凄さを少しでも解ってもらいたいとプログラムを転載させて頂きます。
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      祝 御園座創立120周年 

   

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明治29年6月19日 名古屋劇場株式会社を設立。翌年5月に御園座が開場。
その後、社名は御園座株式会社・株式会社御園座と改め現在に至っている。
今は劇場ビルは解体され高層マンションと新劇場「御園座」を建築中です。

昭和38年開場からの御園座公演記録一覧表、 そして平成7年からの御園座上演年表は・・・・・http://blogs.yahoo.co.jp/misonoking


第565話

「御園座が創立百周年を迎えた平成七年以降の上演記録を整理して残しておきたい」と思い立った私に、「プリントした資料ならありますよ。使って下さい」と150ページもの上演年表が手に入りました。

一公演づつチラシ画像を付けて明細を打ち込んでいたら完成は何時になることやら知れません。 先日も股関節を痛めて満足に歩くこともできませんでした。来月には70歳を迎えます。 もう一日も早く手掛けねば御園座の演劇史が消えてしまうのではないかと焦っていました。

しかし、これだけの資料を私のブログ「御園座 芝居の話」に入れたのでは不都合も出てくると思い、新しくブログ「御園座 上演年表」http://blogs.yahoo.co.jp/misonoking を開設しました。
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第564話

御園座は今年、平成27年(2015)創立120年を迎えているのだが、公演チラシにも創立記念とは記載されていません。 歴史ある御園座の演劇史にどう記載するのか?

そもそも平成8年までの劇場の歴史をまとめた「御園座百年史」が発刊された後、20年間の記録が公表されずにいる。 他劇場のホームページには、工夫を凝らした興行年表やら公演記録が掲載されていますが、何んとか御園座も最近の記録からでも公表できないものかと考え、私のブログ「御園座 芝居の話」に「御園座 公演記録」を項目立てしてみました。

公演紹介 サンプル

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 平成9年(1987) 1月
  織田作之助 原作「わが町」より
  椎名龍治 脚本  
 「佐渡島他吉の生涯」

 北大路欣也 宮本信子 平淑恵 根本りつ子 五十嵐いづみ
 森繁久弥(夜の部のみ)特別出演

開演 昼11時 夜4時15分  料金  ① 13,000  ②8,000  ③4,000  特15,000

三年後の新・御園座開場までに20年間を載せれると良いですが・・・・・・

何時から始められるか分かりませんが、ブログの更新通知はfacebookの友達申請にて受け取れます。ご利用下さい。

第563話

イメージ 1平成27年(2015) 5月15日 御園座はコーポレートガバナンスの体制強化を図るため、社外取締役3名を新たに迎えると発表しました。

 中日新聞社     高坂 毅 相談役  73才

 中部日本放送    大石 幼一 会長  62才

 三菱東京UFJ銀行 小笠原 剛 副頭取 61才

6月25日開催の第125回定時株主総会後の取締役会で正式に決定されるそうです。

一昨年3月末の劇場閉館を前に、事業再生ADRを利用し経営再建を目指した御園座は、事業再生計画を公表し第三者割当増資を財界の後押しで実現しました。

しかし劇場再建までの5年間を代替施設を利用し、顔見世歌舞伎を中心に年間5ヵ月ほどの主催・提携公演を実施、10億円の売上げを想定した経営目標は大幅な見直しを迫られています。

事業再生計画には、再建に向け御園座と中日新聞社、中部日本放送、名古屋商工会議所、三菱東京UFJ銀行、東海東京証券、野村證券を常任メンバーとする「御園座経営支援委員会」を設置し、演目の選定や再生計画の進捗状況をチェックする事になっていたはずです。

確かに平成25年7月からは、東海東京証券より現御園座執行役員になられた方が出向されていますが・・・・・演劇界の特殊な慣例と経費仕分けを理解し改革するには時間を要すると思います。

また検討事項として上がっている「演目選定方針」は新劇場のもっとも大きな課題です。 3年後の新御園座の公演ラインナップに期待が膨らみます。

第562話

今年もまた10月に、金山の市民会館にて「錦秋名古屋顔見世」興行が開催されます。

平成25年(2013)3月に御園座が閉館し、再建までの5年間は花道施設のある金山の市民会館を借りての公演が続けられる予定です。

3年目になる今年も10月興行の出演俳優・公演期間・演目・配役が発表されました。

名古屋顔見世は4年ぶりとなる中村吉右衛門丈を座頭とした播磨屋一門の座組みです。

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