第545話

再建される新・御園座の客席数が、建設事業評価書の中に 1350席と明記されていました。 花道設置に80席は使用するとすれば歌舞伎上演時は 1270席の中規模劇場となるようです。

御園座は、昭和38年御園座会館の開場時は 1819席、平成7年劇場改修により 1659席となっていましたが、今回は高層マンションと一体型建築となるため劇場設計は大きな制約を受けたと思われます。

それでも名古屋を代表する老舗劇場の名前が、現在の場所に再建される新劇場に受け継がれることは喜ばしい。 一時は「御園座が名古屋近郊の町へ移転再建か?」と耳を疑うようなニュースも流れたが、大都市での劇場経営に行き詰っている興行界、地方都市では結果は見えているはず・・・・

「演劇の殿堂」と慕われた御園座を無くすわけにはいかないと藁にもすがる思いが経営陣にもあったのでしょう。 しかし劇場再建には地元財界からの支援が得られなければ、移転も再建も話は進みません。

再建旗振り役が現れない現状をみかねて動かれたのは三菱東京UFJ銀行の小笠原剛副頭取でした。

御園座再建への歩みが始まります。 ここから先の話は、6月11日の中日新聞に連載された   時流の先へ「東海銀行の再編劇<12>東海さんDNA継ぐ」に掲載されています。
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第544話

御園座が今年も10月に金山の市民会館を借り「錦秋名古屋 顔見世」興行を行ないます。

昭和40年から毎年10月に、名古屋の秋の風物詩として続けられてきた歌舞伎の祭典「吉例名古屋 顔見世」は、昨年3月御園座閉館により継続が危ぶまれたが、名古屋市の協力により花道設備のある市民会館ビレッジホールを特別に10月長期賃借し、昨年から御園座の社外公演として行なわれている。

しかし製作会社・松竹㈱は、市民会館での顔見世興行への吉例タイトルを御園座再建まで預かりとし、昨年からの市民会館での興行は「錦秋名古屋 顔見世」としています。

それほど御園座は、歌舞伎上演の劇場として優れた魅力を持っていました。 先々代社長・長谷川栄一が、名古屋随一の芸能通であり歌舞伎役者との親交も深かったことから劇場設計には、「歌舞伎の舞台を如何にしたら楽しく観劇できるか?」の工夫が凝らしてありました。 また、幕間に一息入れられるユッタリとしたロビー、観劇お土産のショツピングが楽しめる売店など・・・・・御園座が「日本一の劇場」と言われた由縁です。

四年後の新・御園座に期待して 今年10月の金山「錦秋名古屋 顔見世」カラーチラシを載せておきます。

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今年は、サボテンの花が見事に咲き揃いました。 七つの蕾みが昨日から大きく膨らみ、今朝は一斉に開花していた。 毎年2~3輪は日がづれて花開くが、ここまで揃って開花したのは初めてです。 

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第543話

御園座の演劇制作から離れて10年以上経つ私に、劇団若獅子から名鉄ホール公演6月29日(日)の公演案内が届きました。 今回は、昨年6月に上演した「大菩薩峠」の続編です。

「大菩薩峠」は小説家・中里介山が長編時代小説として、大正2年から昭和16年の長期にわたって新聞などに連載した41巻にのぼる未完の一大巨編です。

劇団若獅子の原点 劇団「新国劇」においても長編を区切って上演、辰巳柳太郎が主人公・机竜之介を演じ大評判となり再演・続演が繰り返されている。

新国劇代表作にあげらる「大菩薩峠」を辰巳柳太郎を生涯の師と仰ぐ劇団若獅子主宰者・笠原章さんが、昨年に引き続き「続 大菩薩峠」に挑戦される。

ご案内します。

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第542話

今日も暑いです。 昨日は東海地方は30℃を超えて真夏日でした。 
例年なら梅雨の最中なのに・・・・・天候の移り変わりに体が馴染めずグズグズしている自分にカッ!を入れようと、29日朝から通販で買った折りたたみ自転車をバックに入れて初めての「輪行」に挑戦しました。

名古屋駅西口(新幹線側)からJR関西線の四日市行き普通を利用し富田駅へ、富田駅は無人駅のためワンマンカーで運行される列車は、先頭車両の運転席後ろのドアーしか開きません。

改札を出てバックから自転車を出し組み立て、0.5kmほど離れた三岐鉄道・近鉄富田駅へ向かいました。 そして駅前でまたバックに自転車を納めホームへ・・・・・名古屋から近鉄電車を利用すれば隣接したホームから地下道で移動でき時間も大巾に短縮できますが、今回は初めての「輪行」です。時間が掛かっても電車持込、自転車組み立てに慣れるのが目的です。

目的地は、三重県いなべ市大安町。 生憎と次の列車は途中の保々駅まで、大安駅を通る終点藤原行きは30分後です。近鉄電車も入ってくるホームは騒がしく保々駅まで先行して後続を待つことにしました。 

保々駅から先は写真のように電車はガラガラです。 目的地の大安駅ホームも一枚。

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第541話

先月からマスコミに「御園座の緞帳は、このままでは劇場ビル解体と共に破棄処分されてしまう」と話題になっていましたが、何とか鹿島建設が解体工事に入る前に引き取り手が決まったようです。

それにしても・・・マスコミの効果は絶大ですね!

昨年3月末に閉館した御園座も譲渡先を探してはいたが、取り外し・運搬・メンテナンス処理などの諸費用を先方に負担して頂くことから話が行き詰まっていたようです。

昨日(28日)、譲渡先が決まった緞帳5張りが取り外され、京都の業者(川島織物)へ送られメンテナンス処理がされると新聞に掲載されていました。

御園座の歴史記録のためにも、譲渡先と緞帳利用案をブログにも記載しておきます。

「富士に献花」(片岡球子 原画)は、日本体育大学(東京)・世田谷キャンパスのアリーナを飾る予定。

「千羽鶴」(加山又造 原画)は、名古屋石田学園・星城高校(豊明市)校舎中央ホールに展示を検討。

「喜久遊舞」(牧 進 原画)は、社会福祉法人共愛会・特別養護老人ホーム(中川区)に飾る予定。

「十二支」(松村公嗣 原画)は、岡崎信用金庫・本店ホールなどを展示候補。

「精 華」(杉本健吉 原画)は、東海市・来年完成する複合施設「ユウナル東海」の大ホールに緞帳として使用。

譲渡先などは「朝日新聞」記事より紹介。

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第540話

毎日が、日曜日の年金生活も来月で6年になろうとしている。 ドライブ・温泉・・・もそろそろ飽きてきており、新たな楽しみを探そうと退職前に買求めた水彩画セットを取り出したが、肝心の絵を書く架台・イーゼルがありません。

さっそくインターネット通販で探し、アルミの携帯できる小型版を買求めました。これを持って何処へ出掛けるのか? ・・・・・・車で行けば遠くても簡単に目的地近くには着いてしまうが、それでは今までのドライブと変わらない。

「もっとワクワクする旅がしたい」とテレビ番組に刺激され、自転車を列車に載せて旅をする「輪行」を思い立ちました。 これならば目的地から自転車に乗って自由に行動できます。

しかし、NHK・BSこころ旅 の火野正平さんのように大きなスポーツタイプ自転車を乗りこなす自信はとても有りません。 そして坂道を登る元気も残っていない。

それでも「輪行」とやらに挑戦したくなりインターネットで探しに探し、軽くて折りたたみが簡単で、電動アシスト付き・・・・を買ってしまった。

長さは114cm・ハンドルを折り曲げ、サドルを下げれば高さは55cm程です。一回充電すれば35㎞は軽快に電動アシストしてくれます。

電車に載せる時は、輪行バックに入れる事が必須なので既製品を買って三分の一程を縮める作業をカバン修繕の店に依頼しました。

より快適に持ち運べる工夫をするために荷造りマジックテープ・金属D環を取り付けし準備はできました。

後は・・・・・出掛けるだけ・・・・・

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第539話

今日17日(土)と明日18日(日)八坂神社の例大祭(提灯祭り)がおこなわれる。

先週の日曜日には町内氏子(113軒)が総出の準備。 神社社殿・拝殿・楽殿・境内を清掃し、一週間後の提灯祭りに備え山竿提灯の太い支柱に、竹ざおと紐で蜘蛛の巣状の五層の仕掛けも用意されました。

今朝は朝8時に全員集合し、境内参道の門提灯やら神社・拝殿周りの枠組み提灯を取り付けます。そして山竿に五層108個の提灯付け。引き上げの力仕事は「町内の青年奉仕隊」が仕切ってくださるが、私が町内に引っ越して来た17年前からメンバーの中には同じ面々もいます。皆さん50前後の年頃になっている。

町内氏子の高齢化が問題になっていたが、奉仕隊も大変な力仕事、やはり問題になっていると思います。 

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第538話

私のブログ「御園座 芝居の話」は、YahooジオログからYahooブログへ引越したが、新しいブログに移ってきた過去記事内容に驚かされてしまった。

今まで掲載していた写真やスキャン資料は、記事に合わせて掲載サイズを決めていたが、すべてが取込み画像のまま大きく表示されている。そして文章文字は、極端に小さな文字になつています。

試しに一話づつ修正表示すれば文字は元サイズに戻りましたが、画像はパソコンに原画が無いと再呼込み修正ができません。その上に環境依存文字(㈱・㎞・㌔・①・・・)を使用した部分は、Yahooの読込み変換が高速のせいか? 続けて10文字ほどが見慣れない漢字に変換されている。 

番号を付けて箇条書きにしたページなどは、もう中国語のようで何が書いてあったか掲載した本人でも解りませんでした。

幸い過去記事はプリントして取ってありましたが、なにせ530話(番外を入れると730記事)を超えています。 写真サイズはともかく、文字は読めるようにしなくてはいけないと連日パソコン作業・・・・・

何とか平成19年6月からの6年分を仕上げ、今日は御園座の裏通り「うなぎ よね一」まで昼食に出掛けました。 女将さんとも楽しく会話、美味しかったです。

速 報!

御園座は、昨年と同様に今年10月も「錦秋名古屋顔見世」と題した歌舞伎興行を金山・市民会館において開催します。 今日、御園座ホームページに演目・出演者が記された速報チラシが載っていました。 ご覧下さい。

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