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第236話

今の劇界を象徴する如く、先月(12月)末に東京・新宿コマ劇場が閉館された・・・寂しい限りです。

そして今年は、大阪・新歌舞伎座がやはり老朽化から6月公演をもって取り壊される。しかし此方は来年の夏には上本町に新劇場としてオープン、その規模は客席約1500席・舞台は8間の廻り盆・花道を持つ大劇場となるとの事。

それにしても難波の新歌舞伎座は、桃山風の人目を引く外観デザインから大阪を象徴する観光劇場になっております。

場所が変わり13階建てのビルに納まるのは・・・・・残念ですが、これも時代の流れでしょうね。

難波・新歌舞伎座の「さよなら公演」の最終6月を締めくくるのは、やはり!この人、杉 良太郎プロデュース公演でした。

今回は、杉さんの代表作「拝領妻始末」を息子の山田純大さんが受け継ぐ、相手役には小林綾子さん、そして杉さん自身は父親役にまわられる。

「拝領妻始末」は、御園座でも杉さんが昭和59年・平成4年・平成10年と三度も上演している名作ですが、純大さんを主人公・与五郎に迎え、新版として如何に創り上げるかプロデューサー杉さんの腕の見せ所です。

この公演は見逃せません・・・今から楽しみです。