第541話

先月からマスコミに「御園座の緞帳は、このままでは劇場ビル解体と共に破棄処分されてしまう」と話題になっていましたが、何とか鹿島建設が解体工事に入る前に引き取り手が決まったようです。

それにしても・・・マスコミの効果は絶大ですね!

昨年3月末に閉館した御園座も譲渡先を探してはいたが、取り外し・運搬・メンテナンス処理などの諸費用を先方に負担して頂くことから話が行き詰まっていたようです。

昨日(28日)、譲渡先が決まった緞帳5張りが取り外され、京都の業者(川島織物)へ送られメンテナンス処理がされると新聞に掲載されていました。

御園座の歴史記録のためにも、譲渡先と緞帳利用案をブログにも記載しておきます。

「富士に献花」(片岡球子 原画)は、日本体育大学(東京)・世田谷キャンパスのアリーナを飾る予定。

「千羽鶴」(加山又造 原画)は、名古屋石田学園・星城高校(豊明市)校舎中央ホールに展示を検討。

「喜久遊舞」(牧 進 原画)は、社会福祉法人共愛会・特別養護老人ホーム(中川区)に飾る予定。

「十二支」(松村公嗣 原画)は、岡崎信用金庫・本店ホールなどを展示候補。

「精 華」(杉本健吉 原画)は、東海市・来年完成する複合施設「ユウナル東海」の大ホールに緞帳として使用。

譲渡先などは「朝日新聞」記事より紹介。

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