カテゴリ: 日記

第570話

大阪府和泉市槇尾山の山頂に、「西国三十三所 第四番札所 施福寺」があります。

ここは大阪府の最南端、和泉山脈を越えれば和歌山県に入ってしまう。 数ある観音札所の中でも巡拝の難所といわれている。 人里離れた細い山道を車で乗り入れられるのも中腹の茶店前まで、ここからが参道の始まりですが、途中の山門をすぎると自然石の地道になり不規則な階段状の山道が延々と続きます。 

日頃の運動不足に今年の5月に痛めた股関節と膝関節が悲鳴を上げている。 何度も何度も休憩しながら40分、やっとのことで山頂本堂に辿り着きました。

普段から足の腫れを気にしている女房殿いわく「不思議と神社・仏閣への参拝は、足が痛まない。御助けがあるから・・・」  無事に日帰り参拝を終えましたが、私は足がパンパンです。 それでも関節に痛みが残らなかったのは「御助け」のおかげと思い 感謝 感謝です。 

残す札所は、和歌山の3寺と兵庫方面の9寺になりました。   
 
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第566話

津軽三味線「藤秋会」を率いる加藤訓家元は、東京・浅草での修行を終え故郷秋田に教室を始めて35年、今では北は秋田から南は鹿児島まで42の津軽三味線の教室を持つ一大組織を築き上げました。

今日は愛知県芸術劇場を借切って、加藤流三絃道「藤秋会」35周年記念・夢舞台 藤秋会2015 を開催。

5年毎に開催される記念公演は回を重ねる毎にスケールアップし、今年はとうとう昼の部にも夜の部にも 五木ひろしさん、川中美幸さん、そして今話題の福田こうへいさんを特別ゲストに組入れてしまった。

2年前の「夢舞台2013」にも参加されたゴスペル大合唱団・筝曲合奏団との大合奏、そして地元の和太鼓集団「志多ら」 民謡舞踊「子スズメ会」が流石の舞台を創り上げていました。

また藤秋会会員の皆さんが数々の民謡を一糸乱れぬ大合奏に仕上げられている。  

感動しました。 今回の公演の凄さを少しでも解ってもらいたいとプログラムを転載させて頂きます。
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第556話

今から15年前、平成12年(2000)10月27日に御園座を借り切って津軽三味線・藤秋会の記念大会が行なわれました。 当時は月末の休館日を貸劇場として利用して頂くのは、舞踊会かカラオケ大会など翌月公演準備に負担が掛からない催し物を選んでおり、「津軽三味線の会」と会主から説明を受けても御園座初めての公演に、現場の受入れ作業も計算できず演劇制作部長の私も躊躇した公演でした。

実現できたのは会主の藤秋会・加藤訓家元の熱意です。 過去に御園座で上演した「近松心中物語」のラストシーン客席に降り注いだ大雪を、津軽三味線200名の大合奏に降らせてもらいたい・・・・・何年も思い描いた家元の「一念」

私のプロデューサー魂に火がついてしまいました。 もともと客席への大雪企画は御園座公演が発端であり提案者の一員でもあったので、藤秋会への使用も問題ないと判断。今でも語り草になった一日限りの豪華・夢舞台が実現したのです。

その日から15年、日々精進の「つみかさね」秋藤会は益々発展し今年6月21日に35周年記念公演「夢舞台・藤秋会2015」を愛知県芸術劇場大ホールにて開催する。 公演チラシ と 坂村真民の詩「つみかさね」の色紙です。

今日、NHK BSテレビ「北国からのコンサート」に、五木ひろしさんと共演されている家元を拝見し懐かしい昔話を書いてみました。

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第553話
自宅の3階ベランダから名古屋駅方面の眺めです。
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建築中の新しいビルも日に日に高さを増している。 解体中の御園座も高層マンションビルとして竣工すれば、伏見オフィスビルの中では眼を見張る高さになると思います。

次々と高層ビルが建設される時代を予測して、テレビ電波はアナログから地上デジタルへ切り替わり3年前にアナログ放送は終了しました。
我家には10年程前に、東区に高層ビルが建設されるからと電波障害対策としてスターキャットのケーブルが無償で引き込まれている。

それが今年になって突然、スターキャットから「来年3月末をもってテレビ電波受信障害業務を終了し、その後は施設利用料を払わなければケーブルを撤去します」との知らせが届きました。 

納得がいかないのは、そもそも東区ビルの電波障害。5㎞ほど離れた所にいくら高いビルが建つからと我家と隣家の二軒だけが対象になったと説明された事です。当時はテレビも綺麗に映っており「これは、契約詐欺か・・・」と躊躇していると「無償です。今後一切経費は掛かりませんから・・・」と言われていたのに・・・

先方の都合でケーブル利用契約はできないと自分でアンテナを取り付けました。
瀬戸のデジタルタワー、国際ビル中継局、名駅中継局などから電波があふれています。 欲をだして三重テレビにも挑戦してみました。

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第546話

三ヶ月もブログに投稿していないと体調を崩して入院したのでは・・・・・と思われてしまう。 男性の健康寿命(健康上の問題がなく日常生活できる年齢)は、71才程と発表されていたと記憶しているが、私も69.4才です。 プロフィールに載せている御園座演劇プロデューサー時代の面影は崩壊してしまいました。

先日も九州・福岡市から「興行界の現状やら劇場の経営について話が聞きたい」と名古屋に来られた初対面の人と待ち合わせ、プログの写真を見られているかもと思い「白髪頭の人を探して下さい」と頼んでおくと簡単に見つけて下さった。 遠方からわざわざお越しになったからにはと・・・・私の経験談を交え三時間近く話しましたが、特殊な興行界の世界を少しでも理解して頂けただろうか?

今後、より厳しさを増す劇場経営に対応策は見出せるのか? 

昨年から御園座は10月の「顔見世」歌舞伎公演を金山の日本特殊陶業市民会館にて行なっています。 やはり劇場として豪華な設備が整っていた御園座での「吉例顔見世」興行と比べ見劣りするのは歪めないです。

御園座は高層マンションビルに合体した新劇場を再建するべく下の写真のように解体工事中。 ビル・劇場竣工までの数年間に御園座の看板興行「顔見世」歌舞伎公演が途切れないよう無理を承知で市民会館開催を続けている。

先日も御園座の歌舞伎公演を応援しようと財界有志がNPO法人を発足させたと報じられていた。 しかし、年一回の歌舞伎公演を不安視されるようでは新・御園座の年間興行はどうなるのでしょう。 中日劇場との公演合併と新劇場の開場景気に期待しているのか?・・・・・・それでは数年後に「劇場の健康寿命」に近づいてしまいます。 

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