カテゴリ: 里見浩太朗

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第515話

先週19日(金)に、中日劇場「真田十勇士」公演のため名古屋入りした里見浩太朗夫妻に招かれ、ヒルトンホテルに出掛けました。

奥様とは今年の始めに劇界関係者を交えて歓談しましたが、里見浩太朗さんとは平成21年6月の御園座「里見浩太朗特別公演」の楽屋ですから4年ぶりです。

私がプロデューサーとして里見公演を担当したのは、老人ホーム支配人へ転任する前年の平成13年3月公演まででしたから、そこから数えると12年ぶり。

いゃーー、懐かしいです。 嬉しいです。

毎日の夕食時、BSテレビで二十年ほど前の「長七郎江戸日記」に主演する若々しい里見浩太朗さんを見ているが・・・・ 私の眼の前に座っている里見さんは、今でも少しも老いを感じさせないバリバリの二枚目大スターでした。

翌日から中日劇場「真田十勇士」の舞台稽古に入られる里見さんは、今回の公演の斬新な芝居づくりの中に時代劇役者として「徳川家康」をどう演じているか「セリフ」入りで説明して下さった。

しかし、どう説明しても伝わらないと思われたのか「この公演、観てくれるよね・・・楽屋で感想を聞くから」となってしまいました。

写真は、左から元御園座の加藤プロデューサー、里見さん、そして白髪が私です。



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第291話

御園座の6月公演は、里見浩太朗さんの御園座(座長出演)二十回記念公演です。

お芝居は子母澤寛原作「父子鷹」より、幕末の英雄・勝海舟(麟太郎)を育てた父親・勝小吉と母親・お信の物語として、杉山義法先生が平成17年の正月公演(明治座)用に脚本とされた「初春・あばれ獅子」

再演となる今回は、演出の金子良次さんが季節・キャスティングを考え補綴され「薫風・あばれ獅子」として上演しております。

「薫 風」とは、 初夏に新緑の間を吹いてくる快い風。

風薫る爽やかな季節を表わす代名詞、東映の映画デビューから今日まで、爽やかなスターで有り続ける里見浩太朗さんにピッタリの言葉です。

物語は正に「里見浩太朗・あばれ獅子」の内容、勝小吉の人物像を数々のエピソードで綴っており、なんと里見座長は幕開きから大詰まで全ての場面に登場する大活躍でした。

共演は、中田喜子さん・江原真二郎さん・水野久美さん・こだま愛さん・三波豊和さん・・・・・と記念公演に相応しく豪華出演者が揃っている。

「里見浩太朗オンステージ」は、お客様が良く知っている名曲と里見さんのヒット曲を並べたワンマンショーに、こだま愛さんが華を添えていた。

里見公演のプロデューサーを8年間もさせて頂いた私が、杉山義法先生(平成16年没)の作品を観れば、先生との真剣な「芝居づくり」が懐かしくよみがえります。

「大石内蔵助」「おさん茂兵衛」・・・・先生のお宅まで打合せに伺いました。

私がプロデューサーなら「あばれ獅子」にどんな要望を先生にお願いしただろうか・・・・・

こんな事ばかり考えています・・・・・やはり変人ですか?

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第287話

御園座の6月公演は、里見浩太朗さんを初座長に迎えてから20回目の記念公演です。

昨日は、初日が開くのを待ちきれず「ショー」の舞台稽古に出掛けてしまった。

楽屋を訪問すれば、里見さん「いゃー、変わらないねぇー、元気そうだねぇー」と私を迎えてくれました。

変わらないのは座長の里見さん、本当に何時までも若々しい。

私が里見公演をプロデュースしたのは8年前にもなりますが、逢えば「芝居づくり」の仲間。里見さんも「御園座の懐かしい顔ぶれに会えるとホットする」と喜んで下された。

舞台稽古をしている客席へ顔を出せば、「ショー」のスタッフは顔見知りばかり、演出の片山鉱二さん・美術の和田平介さん・音楽の溝淵新一郎さん・振付の芳瞠香榎さん・殺陣の菅原俊夫さん・・・皆さん風間太郎(里見さん)の構成・演出に長年携わってきた先生方。

低迷する演劇界を「何んとかしょう!」と熱いハートをお持ちです。

私も時間が経つのを忘れて話していました。

オットット・・・女房殿を病院へ迎えに行く時間。

まもなくショー通し稽古でしたが、観劇は後日の楽しみに・・・・

「アッシー君」けっこう忙しいです。

第107話

先日、本社(御園座)の朝礼会議に出席していると里見さんの奥様から伝言が入りました。

「今、京都にいますが、夜の部お芝居の一幕終了した幕間に楽屋に来て貰いたい」とのことでした。

幕間予定時間は午後5時15分。

その日私は、午後から痛めた腰の治療をするため、瀬戸の老人ホームへは行かない予定になっており、初日にご挨拶してからご無沙汰している奥様にお会いできるならと・・・・・・夜の部「水戸黄門」中幕に楽屋をお訪ねしました。

楽屋のれんを分けて「おはようございまーす」と声を掛ければ、「早く、早く。上がって、上がって」と奥様のはずんだ声が、私を迎えてくれた。

座長部屋の座敷テーブルには、食事の支度がすっかり出来上がっており、里見さんは既に食事を始められていた。

私も遠慮なく頂きますと席に着き、奥様が京都に帰って作られてきた手料理を味わいながら里見さんと芝居の話を・・・・・・

奥様からは「これも食べなさいよ、あれも食べなさいよ、お代わりは」と気を使って頂ける。

七年前も里見浩太朗座長を囲んで毎日のようにひらかれる終演後の食事会を奥様は手際良くご用意されていました。

食卓を囲んでワイワイ、ガヤガヤ 30分の幕間は瞬く間に・・・・

お腹も、気持ちも大満足。


追 記

腰を痛めた原因は、先日書き込んだ「八坂神社」神事お手伝いで働きすぎた為。

日頃、いかに身体を動かしていないか思い知らされました。

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第102話

御園座 正月公演は、七年ぶりの里見浩太朗さん。

今回は、テレビ 「水戸黄門」 放送100回を記念した公演です。
1月7日よりTBS系にて放映が始まる新シリーズを前に、お客様にお馴染みの助さん、格さん、疾風のお絹、おけらの新助、それに今回は飛猿を加えた一行が御園座の舞台に登場します。

テレビとは一味違う作品を生み出したいと、里見座長をはじめスタッフが力を合わせ、御園座の舞台を創ってくれました。

ショーは、風間太郎(里見浩太朗)構成・演出。
正月公演に相応しく、口上、日舞、歌謡ツョーと多彩な内容。フィナーレは出演者・お客さんが一緒に「水戸黄門」の主題歌を大合唱。

客席全体に手拍子が広がり、お客様も私も大満足でした。

テレビ「水戸黄門」水戸光圀役は、昭和44年から東野英治郎さん、昭和58年から西村晃さん、平成5年から佐野浅夫さん、平成13年から石坂浩二さん、そして五代目黄門さんを平成14年から里見浩太朗さんが引き継がれた。

いつまでも若々しい、華やかな魅力を持っている里見さんが、七年前に「水戸黄門」を引き受ける時には、さぞ悩まれた事と思います。

ご本人も「やるからには自分なりの黄門を、本物の時代劇水戸黄門を見せるぞ・・・・・」と決意をしての出演。

だが撮影された映像を見て「妙に気負っているし若さが出ている」と自分自身が思ったと話されていた。

里見さん黄門役をお受けになる前に、実は一度だけ水戸黄門に扮していたとの事。

東映太秦撮影所 俳優会館の二階にある里見さんのお部屋を私が訪問した時、その写真を出して見せてくれました。それは東野さん・西村さんとは違う、東映時代劇スターの素敵な黄門様でした。

後日、里見さんは「黄門役がしっくりいくようになったのは、やはり数をこなすようになってから・・・・・」と語られた。

ベテラン里見さんをもってしても・・・・・役をこなす難しさを教えて頂きました。

今回の御園座「水戸黄門」は、舞台俳優 里見浩太朗さんが水戸光圀をしっかりと演じられ、舞台ならではの親子の情が描き出されていました。

1月2日 初日 観劇

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