
第137話
2008年、春の褒章受賞者が発表された。
緑綬褒章・・・社会奉仕活動に尽力した個人や団体
紫綬褒章・・・芸術や学問などで功績があった人
藍綬褒章・・・公共の利益に貢献した人
黄綬褒章・・・その道一筋に励んだ人
それぞれの分野において功績のあった方々の受賞が、新聞に掲載されていました。
杉良太郎さんの社会奉仕活動は筋金入りです。
「幼い頃から困っている人に家族の食べるものを削ってでも与えていた母親に育てられ、それが人として当たり前と思っていた・・・」と私に語られた事がありました。
そのチャリティー精神は、国内にとどまらず海外の恵まれない子供たちにも長年にわたって福祉活動を続けるなど称賛に価します。
今回「緑綬褒章」受賞の対象となった全国刑務所での講演や慰問の社会奉仕活動も15年ほどの長期に亘って「一日名誉所長」を続けられたから・・・・・
杉さんが名古屋刑務所に立ち寄られた時、御園座公演の打合せ時間を無理して入れて頂き、私は初めて刑務所の中に・・・・・
その時、杉さんが私に見せてくれた品は「全国刑務所名誉矯正官」の任命証。名刺大の小さな紙に杉良太郎慰問活動への評価と感謝が込められたものでした。
今回は、もっともっと世間に評価された受賞です。
「受賞するために慰問してきたんじゃ無いよ」と言われるかな・・・
人の出来ないことを サ・ラ・リ とやってしまう。そんな人なんです 杉 良太郎さんは・・・・・・
本当に、受賞おめでとう ございます。